フューチャーベンチャーキャピタルでは「真の金融」の実現を目指し、地方創生をテーマにファンド事業を展開しています。
当社は1998年10月に京都で創業者である川分陽二氏によって設立され、日本で初めてとなる中小企業投資事業有限責任組合（2.5億円）を設立いたしました。また、翌年には、民間ベンチャーキャピタルとして初めて、中小企業事業団（現・中小企業基盤整備機構）から出資（5億円）を受けるなどしてまいりました。
我が国では間接金融を中心とする金融システムが構築され、オルタナティブ投資の一つであるベンチャーキャピタルの発展には時間を要しました。今でこそ官民が協力して新産業を育てるべくスタートアップの育成に注力しておりますが、未だ米国など諸外国と比較するとスタートアップに対するリスクマネーの供給は不足していると言わざるを得ません。
私自身も、この当社が創業当初から掲げる「真の金融」の力によって、私が確信するビジネスに対して金融機関からのリスクマネーの供給を受け、ビジネスを大きくすることができた経験を有しています。この経験から、世界を変えようと日夜努力しているスタートアップ経営者に対して、正しく資金供給を行い、そして、正しくリターンを得るという「真の金融」の実現を目指す当社の経営方針に深く共感をし、今般、当社に経営参画をいたしました。
また、テクノロジーの進化により地球が小さくなりグローバル化の波が来て久しいですが、日本のGDPを考えると、地方に中心があることは明らかです。
私たちはこの地方においてベンチャーキャピタル・ファンドの運営を中心とするファンド事業を展開することで、新しい産業を育成したいという想いを持っています。
私も地方からキャリアをスタートし、地方の良いところ・悪いところを良く理解しています。地方の良いところに目を向け、地方発で東京、世界に向けたスタートアップ企業の発掘などもしていきたいと考えています。
また、今後、日本の人口は急減していくことが予想されており、地方においてテクノロジーをどう活用していくかは大きなテーマです。この分野においても、当社の最先端テクノロジーを理解したベンチャーキャピタリストたちがスタートアップへと資金を拠出することで、地域社会に貢献できるのではないかと考えています。
2023年６月に、当社は新しい経営体制となりました。これからのフューチャーベンチャーキャピタルにどうぞご期待ください。
2023年６月
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
代表取締役会長兼社長 澤田大輔
