適切なファンド管理の仕組み

1.各種委員会の設置

ファンドを適切に運営・管理するため、以下のような各種委員会を設置しています。

(1)投資委員会

投資委員会での審査を経た上で、ファンドマネージャーが個々の投資案件の投資判断を行います。

(2)ポートフォリオ委員会

リスクが大きく偏らないように、ポートフォリオ構築中にはファンド全体の組入れ状況を確認しながら、ポートフォリオ構築後にはファンドの想定リターンがどのような状態にあるかをモニタリングしながら、ハンズオン委員会およびEXIT委員会と連携して適切なファンド運営を実現します。
また、ファンド間の利益相反の確認も行います。

(3)ハンズオン委員会

個々の投資先企業について、事業の進展状況や発生した課題についての対処など、 業況把握やハンズオンの実行状況をチェックします。

(4)EXIT(イグジット)委員会

ポートフォリオ委員会およびハンズオン委員会と連携し、投資先企業の経営状態やファンドの運用状況などを総合的に勘案し、EXIT方針(IPO、M&Aなど)を決定します。

2.利益相反回避の仕組み

自己および複数ファンドの投資勘定を並行して有する場合には、利益相反の問題が発生する可能性があり、回避する仕組みが必要です。
当社では、資金をお預けいただく出資者の方々にご納得いただけるよう、

(1)ファンド間の利益相反を回避するためのガイドラインを設け、
(2)ファンドと自己の利益相反が起きないよう、原則として自己投資を行いません。ただし、想定される投資先が、ファンドを通しての投資対象と重複しない等、自己投資を行うことによりファンドとの間に利益相反が生じないと判断される場合には、自己投資を行う場合があります。

3.充実したディスクローズ

(1)組合決算書:

組合契約の定めにより定期的に組合(ファンド)決算を行い、本決算では監査法人の監査を受けた上で、組合決算書を作成・送付しています。

(2)投資先企業の業況報告:

充実したディスクローズを行うため、組合契約において定めた期間ごとに投資先企業の業況をまとめた報告書を作成・送付します。また、投資先企業に不測の事態が発生した場合には、速やかに報告を行います。

4.投資先企業の適切な評価

明確な基準に基づき、個々の投資先企業を厳密に評価しています。
さらに、その評価について外部の監査法人の監査を受けることで、評価の恣意性を排除しています。

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