国内上場向けファンド、 投資先の決定に関するお知らせ ニュースリリース2017.11.14

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社（本社：京都市中京区、代表取締役社長：松本直人、以下「FVC」）は、日本株投資運用業務を主軸とした米国金融グループEvolution Financial Group（以下「EVOグループ」）傘下の Evolution Capital Management LLC（本社：米国カリフォルニア州、代表社員：マイケル・ラーチ（Michael Lerch）、以下「ECM」）と、日本国内の中堅上場企業を投資対象とする「FVC-EVO Growth Platform Fund Ltd. SPC（以下「GPF」）」を2017年7月に設立しております。
今般、ＧＰＦは第1号案件として、株式会社中村超硬（本社：大阪、代表取締役社長：井上誠、以下「発行会社」）が発行する新株予約権「コミット・イシュー」の引受先となり2017年11月14日に発行会社の取締役会において当該新株予約権の発行（以下「本資金調達」）が決議されたことをお知らせいたします。
日本国内におけるベンチャー企業は上場後、持続的な成長のための資金調達の選択肢が限られる結果、伸び悩むケースも少なくありません。
なお、本資金調達の詳細につきましては、2017年11月14日に発行会社より発表された「第三者割当により発行される第５回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行及び新株予約権の第三者割当契約(コミット・イシュー)の締結に関するお知らせ」と題する適時開示をご参照ください。

FVC-EVO Growth Platform Fund Ltd. SPCの概要

本資金調達における割当予定先であるGPFは、FVC及びEVOグループが共同で設立したファンドであり、日本国内の中堅上場企業への投資を目的としております。案件ソーシング・事業支援業務はFVCの子会社である株式会社FVCP（本社：京都市中京区、代表取締役：松本直人、以下「FVCP」）が主導し、商品設計・リスク管理業務はECMが担います。また、GPFの投資資金につきましては、EVOグループの旗艦ファンドであるEVO FUNDが向こう5年にわたり総額200億円の出資コミットメントをしております。
（参照：https://www.fvc.co.jp/news/1668.html）

本資金調達の背景

FVCが無限責任組合員として管理運用を行っていた「さかいベンチャー育成投資事業有限責任組合」を通じて、上場に至る前の発行会社に投資を行っており、発行会社の事業戦略に関して深い知見と理解を有しておりました。
この度、発行会社が更なる成長に向けた資金調達（①ダイヤモンドワイヤの増産のための設備投資費用、及び②ダイヤモンドワイヤ、マイクロリアクター関連技術（ライフサイエンス事業））を検討されている中で、FVCが有する発行会社に対する理解・知見と、EVOグループが有する日本株投資運用能力と資金調達手法の組成能力を高く評価いただいた結果、両社で共同設立したGPFを資金調達のパートナーとしてご選定いただきました。

本資金調達の特徴 ――コミット・イシュー採用による高い調達確実性

本新株予約権発行予定株数300,000株を、2018年1月12日（発行日の翌日以降27価格算定日）までに原則全株発行（全部コミット）するため、資金調達の確実性を向上させ、資金使途へ着実に充当させることが可能となります。

株式会社中村超硬について

中村超硬は太陽電池など電子材料製造工程のスライス加工で使用されるダイヤモンドワイヤ製造などの電子材料スライス周辺事業が主力で、他に特殊精密機器事業及び化学繊維用紡糸ノズル事業も展開しております。

Evolution Financial Group（EVOグループ）について

EVOグループは、日本株を対象とした投資・資産運用業務を主軸として2002年にグループCEOマイケル・ラーチ（Michael Lerch）により創業された米国ロサンゼルスを本拠とする金融グループです。現在は、中核の投資・資産運用業務の他、投資銀行業務、コモディティ商品の仲介、金融ITシステムの開発・販売など多角的に事業を展開し、7カ国に11拠点、全従業員数約500人（内、日本約240人）を擁します。詳しくはEVOグループのウェブサイト（http://www.evofg.com）をご覧ください。

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社（FVC）について

京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。「100年継続企業を創る」を事業ミッションに、特に地域のベンチャー企業や中小企業に対し、ファンドを通じたエクイティを提供する「地方創生ファンド」に注力しています。地方創生ファンドの組成数は現在13件で国内NO.1の実績があります。また、資金を投入するだけでなく、長期的な事業継続に向け、事業育成、人材育成、事業コンサルティングなどの支援を行っています。

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本件に関するお問い合わせ
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社　電話：075-257-2511（管理部　森野）